トウキョウトガリネズミが棲む嶮暮帰島の話 翌年の嶮暮帰島はウミネコの糞で別の島に変貌する

翌年の2012年は、嶮暮帰島に6月末と9月中旬に調査に行きました。6月、島についたら写真のようにウミネコが臨戦態勢のようなお出迎えでした。草丈が伸びて、伸び草の下に営巣をしていますので、見た目にはどれくらい多くのウミネコの巣があるかは、写真では判りませんが、ウミネコがいる場所の周辺は足の踏み場もないような状態です。6月はこの部分を避けて、島の台地上に部分で捕獲調査を行いました。

9月になると巣立ちが終わっているのでコロニーは消滅しています。従って、いつもの海岸近くで捕獲調査をするのですが、その年はウミネコの糞が堆積して土ではなく、糞で埋め尽くされてしまい、歩行性昆虫すら確認できないほど環境が変わっていました。数が多いというのは恐ろしいと思いました。まだ2年目なのですが、もう土壌の表面に数センチの糞の層で固められている状況で、環境が全く変わったしまったからです。離島に海鳥のコロニーが形成されるということは、とても良いことだと思っていましたが、実は島の環境へのインパクトはとても大きなものだと知りました。

 

島に上陸したら、距離を取ってはいるが、営巣している場所には近づくなという強い威嚇を感じました。

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